臨床眼科52巻1号

1998年01月発行

連載 今月の話題

眼科領域における遺伝子治療の可能性

著者： 高橋政代¹ 谷原秀信¹

所属機関： ¹京都大学大学院医学研究科視覚病態学講座

ページ範囲：P.7 - P.12

　日本でも1995年から血液疾患に対する遺伝子治療が始まった。眼球はその閉鎖性，免疫寛容，臓器の大きさなどの点からみて遺伝子治療に適した臓器と思われる。眼科領域における遺伝子治療の可能性について述べる。