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黄斑円孔の生体断層所見
著者: 丸山泰弘1 清水弘一1
所属機関: 1群馬大学眼科
ページ範囲:P.13 - P.13
文献購入ページに移動 特発性黄斑円孔(第3期)を光学的干渉断層計(OCT)で見た所見。レーザー光に対する反射の強さは色で表示されている。反射が最も強いのが白で,以下,赤・黄色・緑・青・黒の順序で弱くなる。円孔の形が円筒状の「打ち抜き」ではなく,ジェット機の先端を横から見たようにその縁が滑らかにカーブしていること,円孔の周囲が「内掘れ」の形で剥離していること,円孔周囲の網膜に嚢胞形成(黒の部分)があること,そして,その蓋が剥離した後部硝子体膜とともに円孔の前に浮遊していることなどが特徴的な所見。OCTを使うことで,眼底病変の断面が観察できることを示す好例である。
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