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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻10号

1998年10月発行

臨床報告

エキシマレーザー近視矯正角膜切除術後5年の臨床成績

著者: 橋本行弘1 清水公也1 天野史郎2

所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科 2東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1745 - P.1748

文献概要

 1993年までの40か月間にエキシマレーザー近視矯正角膜切除術(PRK)を181眼に行い,うち5年以上経過が観察できた54眼を検討した。PRKは,Exci-Med UV-200LAで行った。術後1年から5年目の屈折変化は,6D以上の矯正群ではそれ以下の群よりも大きかった。裸眼視力は,6D未満の矯正群では術後1年以内に安定し,6D以上の矯正群では術後2年以後でも安定しなかった。矯正精度は,6D以下の群が6D以上の群よりもよかった。全例を通じて,術後の遠視化,角膜の菲薄化,角膜内皮障害,重篤な角膜上皮下混濁はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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