文献詳細
文献概要
眼科検査法についての私の考え
精度,操作性の良い,患者負担の少ない機器こそ
著者: 澤充1
所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.30 - P.31
文献購入ページに移動 検査法は精度以外に操作性および,被検者への負担を考慮に入れる必要がある。良い検査法,装置はこれらの要件を満たしていることがわかる。
私がフレアセルメーターの開発にあたって常に念頭にあったのはGoldmann細隙灯顕微鏡と石原色覚検査表である。これらの共通点はそれ以前にも同種の装置,検査法があったわけであるが,独創的な発想によってそれまでの検査の欠点を克服した点にある。Goldmann細隙灯顕微鏡以前の細隙灯顕微鏡は,光軸あわせ(芯出し,センタリング)が困難,光源が水平方向にあるため場所をとる,操作性が悪いという問題があった。
私がフレアセルメーターの開発にあたって常に念頭にあったのはGoldmann細隙灯顕微鏡と石原色覚検査表である。これらの共通点はそれ以前にも同種の装置,検査法があったわけであるが,独創的な発想によってそれまでの検査の欠点を克服した点にある。Goldmann細隙灯顕微鏡以前の細隙灯顕微鏡は,光軸あわせ(芯出し,センタリング)が困難,光源が水平方向にあるため場所をとる,操作性が悪いという問題があった。
掲載誌情報