文献詳細
文献概要
眼科検査法についての私の考え
人生を変えた双眼倒像鏡
著者: 出田秀尚1
所属機関: 1出田眼科病院
ページ範囲:P.42 - P.42
文献購入ページに移動 眼科検査機器は,最近のハイテク技術の発展に伴い急速に進歩し,新しいものが次々と出現し,また古いものは型を変えている。そのような中で双眼倒像検眼鏡は,生まれて以来この50年間,型も変えずに,そのまま有効性を発揮し愛用され続けている。このような機器も珍しい。
双眼倒像検眼鏡は1940年代の終わり頃,Dr.Charles L.Schepensによって作られた。額帯式で,双眼であるので,手に持った強膜圧迫子で眼球を触れることによって,網膜周辺部を触診することができ,しかも立体的に見ることができる。今まで見ることができなかった網膜最周辺部の病巣が次々と明らかにされ,特に網膜剥離関係の診断に大きく貢献した。
双眼倒像検眼鏡は1940年代の終わり頃,Dr.Charles L.Schepensによって作られた。額帯式で,双眼であるので,手に持った強膜圧迫子で眼球を触れることによって,網膜周辺部を触診することができ,しかも立体的に見ることができる。今まで見ることができなかった網膜最周辺部の病巣が次々と明らかにされ,特に網膜剥離関係の診断に大きく貢献した。
掲載誌情報