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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

特集 眼科検査法を検証する Ⅰ.基本的な眼科検査法の検証

手術用病理組織検査の実際

著者: 平形明人1

所属機関: 1杏林大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.43 - P.46

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 眼科臨床医は細隙灯顕微鏡検査や眼底検査によって病変を直接観察している。細胞の増殖や欠落,炎症細胞の浸潤,血管の閉塞などを観察すること自体,すでに病理学の肉眼的観察に匹敵している。それにもかかわらず,一般眼科医は眼科手術のなかで悪性疾患を対象とすることが少ないためか,病理組織検査を上手に利用していないようにも思われる。
 病理組織検査は,ホルマリン固定からパラフィン包埋し,切片をヘマトキシリン・エオジン染色して光学顕微鏡で観察するのが基本である。さらに目的に従って特殊染色,免疫組織化学,電子顕微鏡検査などを施行する。最近では免疫学的手法あるいは分子生物学的手法が進歩して,細胞レベルや遺伝子レベルの検索まで行えるようになった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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