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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

特集 眼科検査法を検証する

Ⅱ.角膜・前眼部疾患

Corneal microscope

著者: 冨井聡1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.79 - P.82

文献概要

 昨今の科学の発達は角膜を細胞レベルで観察する顕微鏡をもたらした。臨床に応用できるこの新しい顕微鏡は,細隙灯顕微鏡による鏡面反射をより高度に利用したスペキュラーマイクロスコープ(以下,スペキュラー)と共焦点系顕微鏡を使用するコンフォーカルマイクロスコープ(以下,コンフォーカル)である。スペキュラーには角膜接触型と非接触型があり,角膜内皮障害や白内障手術,角膜移植術前の角膜内皮用の検査機器として,臨床の場で普及している。一方,臨床に使用されているコンフォーカルは,Tandem scanning con-focal microscopeとConfoScanの2種類がある。今回,このスペキュラーとコンフォーカルという2種類の顕微鏡について,生体角膜組織検査法としての妥当性と,これまで得られた知見について考察してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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