icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

特集 眼科検査法を検証する Ⅲ.緑内障

乳頭解析,網膜神経線維層厚測定—緑内障の視点から

著者: 久保田敏昭1 本田祐恵1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.114 - P.117

文献購入ページに移動
視神経乳頭解析
 1.検査の目的
 視神経乳頭陥凹は立体的なものであるので,三次元的に観察すべきである。網膜と平行に走行してきた神経線維が,視神経乳頭の表面で急に後方にその方向を変える部位を陥凹縁とする。立体眼底カメラや細隙灯顕微鏡と前置レンズによる方法が,乳頭の立体観察には有用である。画像解析装置を用いれば,乳頭パラメーターの計測が可能であり,定量的評価が可能である。
 この項目では画像解析装置の代表的な器具であるHeidelberg retina tomograph(HRT:Heidel-berg Engineering社製)について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?