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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

眼科検査法についての私の考え

Ophthalmic Photography

著者: 金上貞夫1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.138 - P.138

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 19世紀半ばに写真が実用化されたその1年後には,はやくも顕微鏡撮影が行われたという。医学に写真が使われた記録は1852年,Behrendtが整形手術の前後の患者を撮影したものといわれている。1862年に眼底写真が撮影された記録がある。このように写真が医学に貢献してきた歴史は古く,その果たしてきた役割は万人の認めるところである。
 現代において眼科写真は医学写真の中でも特別な領域としてOphthalmic Photographyと呼ばれている。眼底カメラをはじめとしてフォトスリットランプ・スペキュラー・マイクロスコープなど,眼科では専用の撮影機器を使用し,その撮影には相当の熟練を要するものであることがこのような専門職を必要とする所以である。最近ではSLOなど電子機器も加わって,さらにその範囲が広くなっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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