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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

眼科検査法についての私の考え

器械と人

著者: 清水弘一1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.153 - P.153

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 臨床では名人芸を発揮しにくくなった。ほとんどを器械が代行してくれるからである。内科では,肺の空洞(カペルネ)だと大きさが3ミリもあれば打診で発見できたという。それが,レントゲンが出現して以来,出番がなくなった。白血球の分画でも,今では専用の器械が自動的にしてくれる。医師の仕事は「データを読むだけ」という感じになってきた。
 眼科でもその傾向が強い。医師の五感に頼る検査法が活躍する機会が減ってきたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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