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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

眼科検査法についての私の考え

手持ち式レチノメーターの効用

著者: 横山実1

所属機関: 1三重大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.186 - P.187

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 干渉縞視力を測定するレチノメーターは現在かなり普及し汎用されているが,最近手持ち式のハイネ社ラムダ100レチノメーター(HR)が発売され,その軽妙な操作性のゆえに利用者が増えつつあるように見受けられる。1施設内での白内障手術前後におけるHR検査結果の比較検討については,すでにいくつかの報告がなされており,本機が信頼すべき検出能力を保持していることが示されている。それで,今回与えられた機会に,実際にHRを数年間にわたって使用してきた県内の眼科医にアンケートを送って,各施設における効用について検討してみることにした。
 使用されているHRはハロゲン球を光源とし,色フィルターと回折格子を応用した比較的簡単な光路(図)を有するハンディな検査機で,使用に際しては散瞳が前提とされている。網膜視力の検定はSnellen Eに対応する6段階(0.06,0.12,0.32,0.5,0.63,0.8)が用いられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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