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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

眼科検査法についての私の考え

目から鱗の眼科検査機器について

著者: 永田誠1

所属機関: 1永田眼科

ページ範囲:P.199 - P.199

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 眼科医になって約半世紀の間に最大の時間と努力を傾注した検査といえば,細隙灯顕微鏡検査である。眼科医になってはじめの5年間は戦前からの細隙灯顕微鏡はあったが,実際には使うことがなかった。検査は専ら集光レンズとルーペによる斜照法で行われた。教室の検査室にはツァイスのコンベルグ細隙灯顕微鏡があったが,新入局員は使うべからずという札がぶら下げてあって,使う気にならなかった。こっそりと仲間で使ってみても,水晶体の前?は見えても後?は見えない。調整も大変だったし,実用的とは感じられなかった。
 Vogtの細隙灯顕微鏡アトラスは図書室にあり,角膜内皮の図もちゃんと書いてあったが,この器械では偉い先生が見てもとても角膜内皮は見えなかったと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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