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文献概要
特集 眼科検査法を検証する Ⅴ.網膜・硝子体疾患
暗順応検査
著者: 北勝利1 白尾裕1
所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.235 - P.238
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1.目的 暗順応検査とは,夜盲すなわち暗所視覚の減弱を検出し,その程度を定量することを主眼とした検査である。例外的に杆体色型色覚のごとく,明所視覚の欠落を証明するためにも施行される。
暗順応とは明所から暗所へ環境光量が変わる時にみられる光覚閾値の経時的な低下をいい,正常人眼でGoldmann-Weekers 暗順応計(下記)を用いた場合には,入暗後35〜60分程度で光覚閾値は明所におけるそれの約10万分の1に低下する。逆に暗所から明所への変化の際の光覚閾値の上昇を明順応といい,数秒で終わる。暗順応検査とは暗順応の時間経過および最終閾値を,自覚的な応答を指標として測定する検査である。
1.目的 暗順応検査とは,夜盲すなわち暗所視覚の減弱を検出し,その程度を定量することを主眼とした検査である。例外的に杆体色型色覚のごとく,明所視覚の欠落を証明するためにも施行される。
暗順応とは明所から暗所へ環境光量が変わる時にみられる光覚閾値の経時的な低下をいい,正常人眼でGoldmann-Weekers 暗順応計(下記)を用いた場合には,入暗後35〜60分程度で光覚閾値は明所におけるそれの約10万分の1に低下する。逆に暗所から明所への変化の際の光覚閾値の上昇を明順応といい,数秒で終わる。暗順応検査とは暗順応の時間経過および最終閾値を,自覚的な応答を指標として測定する検査である。
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