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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻11号

1998年10月発行

文献概要

眼科検査法についての私の考え

検査法の歴史的変遷や原理,目的を考えよう

著者: 三島濟一1

所属機関: 1東京大学

ページ範囲:P.246 - P.246

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 科学的かつ定量的に検査する方法として,眼科的検査法が発展したのは19世紀後半で,ヘルムホルツによる検眼鏡の発明と生理光学の確立から始まる。また20世紀前半には機械工学の進歩により,検査の原理を性能の良い検査器械に組み立てて利用することができるようになった。しかしこれらの器械は,昔は外から見てもその原理が理解できたし,実際にこれを用いることによって,その性能も理解できるものであったので,検査精度を上げるために多くの努力がなされた。
 最近の器械は非常に良くできており,また多くはコンピュータを用いているので,あまり考えなくても,ちゃんと結果を出してくれるようになった。したがって,検査法の原理をいちいち考える必要がなくなったのではないかと感じている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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