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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻12号

1998年11月発行

文献概要

臨床報告

マイトマイシンC点眼による翼状片の治療成績(第2報)

著者: 久田佳明1 田中康裕2 佐野邦人2 米村尚子2 家木良彰2 伊藤和彦2 福田武子2 鈴木美都子2

所属機関: 1信州大学医学部眼科学教室 2日本赤十字社和歌山医療センター眼科

ページ範囲:P.1799 - P.1802

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 再発例5眼を含む翼状片46眼に切除術を行った。23眼には0.02%,他の23眼には0.04%のマイトマイシンCを術翌日から1日3回で2日間点眼した。再発が前群で1眼,後群で2眼あった。合併症として角膜びらんと結膜浮腫が計11眼に生じた。再発率と合併症の頻度に,両群間の有意差はなかった。角膜内皮細胞と前房内蛋白濃度に術前後の変動はなかった。マイトマイシンC0.02%の点眼でも,安全かつ有効な治療成績が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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