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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻12号

1998年11月発行

文献概要

今月の表紙

筋緊張性ジストロフィにみられる黄斑ジストロフィ

著者: 玉井信1

所属機関: 1東北大学眼科

ページ範囲:P.1808 - P.1808

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 ハンチントン病などいくつかの家族性神経変性疾患は,原因遺伝子内に特定のDNA3塩基配列の増幅,伸長がみられ“triplet repeat病”として最近興味を持たれている。筋緊張性ジストロフィは最も頻度の高い常染色体優性遺伝形式をもつ神経筋疾患で,8,000人に1人の割合で発症するといわれ,重篤な全身症状を示す。眼科的な症状は眼瞼下垂,衝動性眼球運動速度の低下,縮瞳,白内障(iridescent dust),低眼圧,網膜色素細胞の蝶形変化,網状変化などがよく知られている。
 症例は36歳,男性で,視力は右0.8(1.0),左0.7(0.8),視野は正常であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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