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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻12号

1998年11月発行

文献概要

臨床報告

過去18年間の非感染性角膜潰瘍の自験例

著者: 気賀沢一輝1 加藤憲一1 赤塚一子1 種元桂子1 石川宏志1

所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1841 - P.1846

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 過去18年間に東海大学病院眼科を受診した非感染性角膜潰瘍について,症例数,原因,予後につき調査した。総数は108眼で,感染性潰瘍189眼の約半数だった。原因別では,カタル性辺縁潰瘍20眼,兎眼18眼,春季カタル14眼,メタヘルペス9眼,睫毛内反8眼,シェーグレン症候群7眼,慢性関節リウマチ7眼,化学外傷5眼,モーレン潰瘍5眼,白内障術後4眼,放射線照射後2眼,神経麻痺性角膜炎2眼,自己免疫疾患2眼,外傷後1眼,原因不明4眼であった。27%の症例が矯正視力0.1以下となっており,感染性潰瘍の13%に比べて予後不良であることが判明した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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