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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻13号

1998年12月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

中心性漿液性網脈絡膜症の白色斑紋の光干渉断層計所見

著者: 飯田知弘1 萩村徳一1 佐藤拓1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1889 - P.1892

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 中心性漿液性網脈絡膜症と胞状網膜剥離の螢光漏出部にみられる白色斑紋の断層構造を光干渉断層計で検索した。検索した7眼全例で,剥離網膜と網膜色素上皮を連絡するように回網膜下腔に中〜高反射を示す物質の沈着があった。また時網膜外層は高反射を示した。3眼では,斑紋部に網膜色素上皮剥離を伴っていた。斑紋の主体は網膜下腔に析出したフィブリンと考えられ,さらに網膜外層の混濁も加わり,白色あるいは灰白色の斑紋として観察されると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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