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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻13号

1998年12月発行

文献概要

第51回日本臨床眼科学会専門別研究会1997.10.17東京

眼先天異常

著者: 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1950 - P.1952

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 1,単眼症の1例   沼崎好子・他(仙台赤十字)
 目的:単眼症は極めて稀な先天異常で,その原因として染色体異常,妊娠初期のウイルス感染症および薬剤の影響などがあげられている。今同われわれは種々の全身的奇形を伴った単眼症に染色体検査で13トリソミーを認めた1例を経験したので,各種奇形の発生時期を中心に検討を加えた。
 症例:患児は在胎29週6日,出生体重836g,帝王切開にて出生したが約6時間後に死亡した。母親は37歳初産で,定期検査時に重症妊娠中毒症のため帝王切開にて分娩し出産した。患児は出生時に単眼症,全前脳症,複雑心奇形(心室中核欠損,総動脈管),単一膀動脈,多指症を認めた。染色体検査で13トリソミーであった。また病理組織学的検索は行えなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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