文献詳細
文献概要
臨床報告
眼瞼炎に併発した角膜プリクテンの臨床像
著者: 久保田明子1 北川和子1
所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.159 - P.162
文献購入ページに移動 眼瞼炎に併発した角膜フリクテンの2症例を経験した。いずれも女性で,年齢は18歳と26歳であり,片眼性の発症である。治療として,0.02%フルオロメトロン点眼,抗生物質の局所投与,ミノサイクリンの全身投与,および眼瞼の清拭を行った。角膜プリクテンは,それぞれ10日と21日で治癒し,以後1年間は再発がない。眼瞼炎に併発した角膜ブリクテンに対しては,眼瞼炎の治療が有効であり,再発防止にも意義があると考える。
掲載誌情報