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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻2号

1998年02月発行

文献概要

臨床報告

黄斑円孔手術における非閉鎖例と再発例への処置

著者: 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.167 - P.172

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 過去34か月間に特発性黄斑円孔161眼(157例)に硝子体手術を行った。円孔の閉鎖・消失は,初回手術で111眼(69%),追加処置により最終的に147眼(91%)で得られた。閉鎖率は2回以内の液ガス置換で85%(137/161眼)に向上し,再手術での閉鎖(12/13眼)と自然閉鎖(1眼)を加えると93%(150/161眼)となった。再発が8眼(5%)にあり,円孔周囲の網膜前膜除去を含む再手術で4眼が閉鎖した。黄斑円孔は陳旧例でなければ,初回手術で非閉鎖でも,ガス追加と再手術で高率に閉鎖できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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