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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

脈絡膜新生血管の立体ICG螢光眼底造影所見

著者: 川村昭之1 松本容子1 矢部浩也1 春山美穂1 中島正巳1 川口笛美1 湯沢美都子1

所属機関: 1日本大学医学部附属駿河台病院眼科

ページ範囲:P.313 - P.316

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(18-P1-6) 加齢黄斑変性症滲出型29症例30眼に対し平行移動法による立体ICG螢光眼底造影を行い,通常のICG螢光眼底造影(IA)所見と比較した。立体ICG螢光眼底造影では,33個の脈絡膜新生血管(CNM)が検出された。33個のうち30個のCNMは,脈絡膜血管よりも網膜側に造影された。また,通常のIAでは検出できなかった5眼において,立体ICG螢光眼底造影ではCNMが検出された。栄養血管は通常のIAで33個中13個(39%),立体ICG螢光眼底造影を併用すると33個中25個(76%)で検出できた。加齢黄斑変性症滲出型の脈絡膜新生血管の検出に立体ICG螢光眼底造影は有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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