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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

弁状裂孔網膜剥離に対する一次的硝子体手術の成績

著者: 田中伸茂1 白尾裕1 西村彰1 輪島良平1 河崎一夫1

所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.317 - P.320

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(18-P1-20) 過去29か月の間に,弁状裂孔網膜剥離111例111眼に手術を行った。初回手術は,硝子体手術32眼,強膜内陥術79眼である。初回復位率は,それぞれ97%と89%であり,最終的には全例が復位した。主な合併症は,硝子体手術では術中の医原性裂孔形成と術後の白内障の進行であり,強膜内陥術では黄斑前膜であった。硝子体混濁が強い例,裂孔が渦静脈またはそれよりも後方にある例では,初回手術として硝子体手術が適当であると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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