文献詳細
特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(1)
学会原著
文献概要
(17-P2-2) 64歳男性の片眼に,軽度のぶどう膜炎と脈絡膜骨腫と思われる後極部病変が生じた。ぶどう膜炎の病因は経気管支肺生検を含む全身検索にもかかわらず,確定できなかった。脈絡膜骨腫は初診時から5×5乳頭径と比較的大きかったため,ぶどう膜炎との関連は明らかではないが,3年半の経過中にもまだ拡大傾向があり,網脈絡膜萎縮巣がないことから,発症機転として炎症に続発した後天性の腫瘍であると推定された。
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