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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

棒状異物による下外側結膜嚢打撲から発症した眼窩先端症候群の1例

著者: 中野直樹1 古作和寛1 森隆三郎1 石川弘2

所属機関: 1国立病院東京災害医療センター眼科 2日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.353 - P.355

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(17-P2-33) 症例は8歳女児で,前かがみになつたとき,玄関の植木の支柱で右眼を受傷し,右眼の視力低下と眼瞼下垂と眼球運動障害が生じた。プレドニゾロンの投与により回復した。受傷状況やCTのガス像から,下外側球結膜から眼窩内に支柱の先端が刺入し,炎症が深部に波及し眼窩先端症候群を発症したものと考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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