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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻3号

1998年03月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

慢性閉塞隅角緑内障に対する水晶体摘出の影響

著者: 筋野哲也1 上野聰樹1 青山裕美子1 井出尚史1 緒方裕治1 宮崎正人1 落合恵蔵1 吉沢利一1 王英泰2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室 2京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.369 - P.372

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(18-P3-8) 超音波吸引術と眼内レンズ挿入術を行った55症例60眼を検討した。全例に慢性閉塞隅角緑内障があった。年齢は平均67.4±4.9歳であつた。術後の眼圧には,術前の眼圧と前房深度との影響が大きかった。術前にPAS indexが75%以下または前房深度2.00mmの27眼中26眼で,全身的薬物投与なしで20mmHg以下の眼圧コントロールが得られた。上記の条件を満たす慢性閉塞隅角緑内障の白内障に対しては,超音波吸引術と眼内レンズ挿入術が第一選択になると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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