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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

アジア諸国のウイルス性結膜炎—国際サーベイランス

著者: 竹内聡1 伊藤典彦1 内尾英一1 大野重昭1 青木功喜2

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2青木眼科 3 4

ページ範囲:P.513 - P.516

文献概要

(17-G402-16) 近年の交通機関の発達により,眼感染症の国際的,かつ継続的な疫学,感染経路の解析を目的とした国際サーベイランスの必要性が高まってきている。筆者らは工タノール固定標本の室温輸送とPCR-RFLP法を組み合わせて行い,アジア諸国においてウイルス性およびクラミジア性結膜炎の検出,疫学解析を試みた。その結果,フィリピンの結膜擦過検体の75%からアデノウイルス(Ad)が検出された。その血清型はAd 3が33%,Ad8が60%,Ad37が7%であった。本法は,国際サーベイランスを行う上で有用な方法と老えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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