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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

遷延型原田病に関する検討

著者: 辻野奈緒子1 小竹聡1 笹本洋一1 寺山亜希子1 高橋光生1 松田英彦1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.551 - P.553

文献概要

(18-レセ1-30) 1989年1月から1996年9月までに当科を初診し,1年以上経過観察ができた原田病患者64症例を,遷延型と非遷延型に分けて臨床的特徴を比較検討した。消炎のため1年以上ステロイド剤の投与が必要であった症例を遷延型と定義した。その結果,遷延型は64例中16例(25%)を占め,非遷延型と比較して,視力予後,全身および眼合併症に差はなかった。遷延型の再発部位は前眼部に多く,またプレドニゾロン1日投与量を10mg前後にまで減量した時期に多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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