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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

Nerve Fiber Analyzerで測定した緑内障眼の網膜神経線維層厚の経時変化

著者: 松野かおり1 栗本康夫1 海平淳一1 吉村長久1

所属機関: 1信州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.559 - P.562

文献概要

(18-レセ2-10) 原発開放隅角緑内障(POAG)14例25眼と,年齢を適合させた正常眼圧緑内障(NTG)15例27眼を対象に,Nerve Fiber Analyzerによる網膜神経線維層厚の評価とHumphrey Field Analyzerによる視野の評価を1年の間隔をおいて2回施行した。POAG群とNTG群ともに,1年の間に網膜神経線維層厚は有意に減少していたが,視野に有意な変化はなかった。どちらの群においても,網膜神経線維層厚の減少と視野障害の進行の間に有意な相関はなかった。緑内障眼における網膜神経線維層厚の減少と視野障害の進行は必ずしも一致していない可能性が推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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