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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

地図状脈絡膜炎様の所見を呈したサルコイドーシスの1例

著者: 佐々木郁子1 国松志保1 大原國俊1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.595 - P.598

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(18-G402-6) 地図状脈絡膜炎様の所見を呈したサルコイドーシス(以下,サ症)の1例を経験した。症例は22歳男性で,サ症の組織診断例。両眼後極部の網膜深層に散在する滲出斑,周辺部に広範な網脈絡膜萎縮層がみられた。螢光眼底造影では,後極部では病巣部は初期には低螢光,晩期には過螢光を示し,周辺部の網脈絡膜萎縮巣では晩期でも低螢光が持続し,病巣の辺縁のみ過螢光を示した。インドシアニングリーン造影では病巣部は全経過を通して低螢光であった。地図状脈絡膜炎の一因として,サルコイドーシスの関与が考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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