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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

吹き抜け骨折整復術300例の手術成績

著者: 細川隆史1 鈴木恒子1 河井克仁1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター眼科

ページ範囲:P.607 - P.610

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(18-G409-18) 1985年6月から1997年4月までに埼玉医科大学総合医療センターにおいて施行した,吹き抜け骨折整復術300例の予後を検討した。予後は複視が消失した治癒217例(73%),複視の一部が消失した改善73例(24%),術前と変わらなかった不変10例(3%)であった。術前下転障害を伴った骨折は132例で,治癒は66例(50%)と予後不良であった。受傷後1か月以内に整復術を行った群は218例で,178例(82%)に治癒を得たが,1か月〜2か月の群では57例中36例(63%),2か月以上経過した群では25例中3例(12%)に治癒を得られたのみで,整復術は受傷後早期のものほど予後良好であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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