文献詳細
特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(2)
学会原著
文献概要
(18-P1-26) 黄斑部に1/2乳頭径以上の硬性白斑の沈着がある重症糖尿病黄斑浮腫に対し,硝子体手術にて後部硝子体剥離を作成し,術後視力と眼底所見について検討した。黄斑部硬性白斑の直接除去は行っていない。対象は,1995年4月〜1997年3月に手術を行い,術後6か月以上経過観察可能であった7例8眼である。
術前と術後最高視力の比較で2段階以上の視力改善は,8眼中6眼(75%)でみられた。術後12か月以上経過観察可能であった5眼では,全例で硬性白斑は縮小傾向にあった。術前視力0.1以上の症例と比べて,術前視力0.1未満の症例では術後視力が不良であった。
術前と術後最高視力の比較で2段階以上の視力改善は,8眼中6眼(75%)でみられた。術後12か月以上経過観察可能であった5眼では,全例で硬性白斑は縮小傾向にあった。術前視力0.1以上の症例と比べて,術前視力0.1未満の症例では術後視力が不良であった。
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