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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻4号

1998年04月発行

文献概要

臨床報告

前房出血により発見された肝細胞癌の虹彩転移症例

著者: 柴真江1 柴賢爾1 牧典彦2 虫明聡太郎3 中山雅弘3

所属機関: 1柴眼科医院 2医療法人清翠会牧病院内科 3大阪府立母子保健総合医療センター検査科病理部

ページ範囲:P.667 - P.669

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 4年前から肝硬変症を合併した肝細胞癌に罹患している40歳の男性が,2週間前からの左眼視力障害と眼痛で受診した。高眼圧と前房出血があった。前房出血の消退後,鼻側の虹彩に灰黄色の血管が豊富な結節状の腫瘤が発見された。39日後に死去した。腫瘤部の組織学的検索で,肝細胞癌由来の虹彩転移癌であることが判明した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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