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第51回日本臨床眼科学会専門研究会1997.10.17東京
色覚異常
著者: 市川一夫1
所属機関: 1社会保険中京病院
ページ範囲:P.690 - P.691
文献購入ページに移動 色覚異常に関する教科書の記載や名称についての討論の要望があったので,小シンポジウムを企画した。
1.高校生物教科書における色覚異常の記述の問題 点 岩崎雅行(福岡大,理,生物) 高校生物の教科書における「先天赤緑色覚異常」についての記載は,不正確であったり,正しいものでも必要十分なものではないことを実例をあげて報告した。その多くは,先天赤緑色覚異常の中には第1色覚異常と第2色覚異常があり,また色盲と色弱の区別,色弱にも程度差があるのに,赤緑異常の中でも最も程度の重い色盲を代表的な用語として用いることが原因であると報告した。
1.高校生物教科書における色覚異常の記述の問題 点 岩崎雅行(福岡大,理,生物) 高校生物の教科書における「先天赤緑色覚異常」についての記載は,不正確であったり,正しいものでも必要十分なものではないことを実例をあげて報告した。その多くは,先天赤緑色覚異常の中には第1色覚異常と第2色覚異常があり,また色盲と色弱の区別,色弱にも程度差があるのに,赤緑異常の中でも最も程度の重い色盲を代表的な用語として用いることが原因であると報告した。
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