文献詳細
特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(3)
学会原著
文献概要
(18-レセ2-31) 従来の眼内レンズのパワー計算法の理論式に問題点がある。特に眼内レンズのデザインがパワーごとに変化することが考慮されていない。この問題点を吸収すべく光線追跡法を用いた術後屈折予測を試みた。ここでは,術後前房深度を前嚢と後嚢の位置から予測する方法を用いた。5種類のレンズで559眼を対象とし,SRK/T式と比較した。全体では同等の成績であったが,眼軸長27mm以上の群では光線追跡法が有意に優れていた。
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