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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻5号

1998年05月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

糖尿病黄斑浮腫に対する格子状光凝固術の視力転帰

著者: 勝田英人1 高木均1 大橋啓一1 山本順子1 田中朋子1 桐生純一1 小椋祐一郎2

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科視覚病態学教室 2名古屋市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.811 - P.815

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(18-D-17) び漫性糖尿病黄斑浮腫に対する格子状光凝固術の治療成績を調査し,その有効性について検討した。対象は最近10年間に格子状光凝固を行い12か月以上経過観察した43例51眼で,経過観察期間は平均37.4±28.3か月であつた。格子状光凝固術では,浮腫を消退させ視力を安定化させる効果があったが,最高視力において視力改善した症例は51眼中19眼(37%)で,長期的には徐々に視力低下する傾向がみられた。視力悪化の原因として凝固斑の拡大,網膜色素上皮萎縮などがあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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