文献詳細
特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(3)
学会原著
文献概要
(18-G409-7) 前眼部撮影解析装置EAS 1000を用いて白内障術後の後嚢混濁の定量的評価を試みた。対象は術後に後嚢混濁を認めなかった37眼と線維性混濁またはElschnig型混濁を認めた34眼である。測定は0°から165°までを15°ごとに12方向からスリット撮影し,densitometry解析により平均density値を求め,これを細隙灯顕微鏡所見による混濁の程度分類と対比させた。線維性混濁,Elschnig型混濁ともに細隙灯顕微鏡所見による混濁度分類とdensity値はよく相関し,術後後嚢混濁の定量的測定にEAS 1000によるdensitometry解析は有用と考えられた。
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