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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻5号

1998年05月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(3)

学会原著

耳側角膜切開無縫合白内障手術における術後乱視と角膜径との関連

著者: 岩瀬剛1 白尾裕2

所属機関: 1氷見市民病院眼科 2金沢大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.855 - P.858

文献概要

(18-G409-13) 耳側角膜切開無縫合による超音波白内障手術後の角膜乱視につき,視軸と角膜切開縁間の長さとの関連を検索した。術後3か月で,3.0mm切開228眼では約0.15D,3.8mm切開116眼では,約0.4Dの乱視の変化があった。視軸が角膜を通る点と角膜切開縁との距離は,惹起角膜乱視量との間に有意な相関を示さなかった。視軸と切開縁との距離は角膜径と密な関係にあるので,角膜径が術後の角膜乱視の主要な原因でないと結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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