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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻5号

1998年05月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

外傷を契機に角膜穿孔を生じた強皮症の1症例

著者: 鈴木智1 外園千恵1 相馬久乃2 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室 2宇治徳洲会病院眼科

ページ範囲:P.903 - P.906

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(18-P2-38) 5年前から強皮症のある70歳女性の右眼に点眼瓶の先端が接触し,角膜欠損が生じ,その7日後に穿孔した。約2×4mmの角膜潰瘍の中央に穿孔創があった。治療用ソフトコンタクトレンズの装着,抗生物質の点眼,ステロイド薬の点眼と内服で角膜実質が再生し,1週後に穿孔創は閉鎖した。角膜穿孔は外傷を契機とし,上皮修復に伴って炎症性メディエー夕が過剰に放出された結果である可能性が推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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