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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

小切開眼内レンズの偏位と後発白内障の関係

著者: 吉田紳一郎1 小原喜隆1 西尾正哉2 藤掛福美2

所属機関: 1獨協医科大学眼科学教室 2獨協医科大学越谷病院眼科

ページ範囲:P.1011 - P.1015

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(18-レセ2-29) 小切開眼内レンズ(以下,IOL)の偏位(傾斜と偏心)と後発白内障を前眼部画像解析装置EAS1OOOを用いて定量し,その関係について検討した。その結果,IOLの偏位はシリコーンIOLでは術後1か月から術後6か月まで強く生じていた。しかしその後減少し,術後3年では各IOLの間に差をみなかった。後発白内障の混濁はシリコーンIOLでは術後3か月から1年まで有意差を認めた。一方,PMMAIOLでは術後1年以後,混濁は上昇した。偏心と後発白内障の相関は術後1年においてアクリルIOLでみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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