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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

加齢性黄斑変性に対する光凝固と参考にした螢光眼底造影所見

著者: 沢美喜1 張野正誉1 上村穂高1 岩橋佳子1

所属機関: 1淀川キリスト教病院眼科

ページ範囲:P.1023 - P.1027

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(18D-30) 加齢性黄斑変性症例で中心窩外に脈絡膜新生血管が存在した37例38眼のうち,光凝固施行時にフルオレセイン螢光眼底造影(FA)またはインドシアニングリーン螢光眼底造影(IA)のいずれを参考にしたかについて,FAでCNVの存在を確認できたgroup 1と確認できなかったgroup 2に分け,その凝固成績を検討した。光凝固後平均観察期間21.4か月(6〜55か月)の凝固成功率は,group 1で96%(24/25眼),group 2は54%(7/13眼),IAを参考にした割合はgroup 1で40%,group 2は100%であった。IAは光凝固の参考所見として,FAで確認できなかった場合はもちろん,FAで確認できた場合でも有用な例があった。IAは極力全例に施行すべきであると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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