文献詳細
特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4)
学会原著
文献概要
(18-P2-53) 1.0D以上の直乱視がある白内障11眼に,輪部減張切開術と耳側角膜一面小切開白内障手術を行った。術前の角膜乱視は2.0±0.8Dで,術後3か月での屈折乱視は0.5±0.5Dであった。角膜内皮細胞密度は9.2%減少し,全例で1.0以上の矯正視力が得られた。乱視軸の回転,過矯正,角膜穿孔などの合併症はなかった。本術式は,強い直乱視のある白内障に対して,安全で容易,かつ有効である。
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