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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

角膜形状の評価におけるオフサルモメーターとビデオケラトスコープとの相関

著者: 草野暢子1 北澤世志博1 佐々木秀次1 所敬1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1039 - P.1041

文献概要

(17-レセ1-9) Littmann型オフサルモメーターの強主経線と弱主経線の中間値(D)と,TMS−1の7本目のマイヤーリングの平均角膜屈折力(D)との相関関係を検討した。対象は35名69眼,屈折度−0.50〜−26.00D,角膜乱視度0〜3.75D。2機種の全症例の測定値は1次式に回帰され,その相関係数はO.958で強い相関があった(p<0.001)。さらに対象を角膜乱視により3群に分け(0以上0.75D未満,0.75以上1.50D未満,1.50D以上)同様の検討を行った結果,各群の相関係数もそれぞれ0.952,0.959,0.947で強い相関がみられた(p<0.001)。角膜中央部の形状評価では,2機種の測定値を同等に考えることができ,角膜乱視度は考慮しなくてよいと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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