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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

両眼発症まで長期間を要したレーベル病の2症例

著者: 落合篤也1 斉藤紀子1 加島陽二1 石川弘1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1047 - P.1050

文献概要

(17-G402-9) 片眼の発症から他眼の発症まで,長期間を要したレーベル病の2症例を報告した。症例1は家族歴のある17歳男性で,右眼の発症17か月後に左眼に発症した。症例2は家族歴はないが大量飲酒歴のある48歳男性で,頭部外傷後に左眼が発症し,16か月後に右眼に発症した。両者ともレーベル病に特徴的な眼底所見を示し,ミトコンドリアDNA検査で11778番塩基対の変異が検出された。レーベル病はさまざまな発症様式があり,両眼発症まで長期間を要する症例もあることから,注意深い経過観察が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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