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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

原田病における網膜神経線維層厚の変化

著者: 大山夏子1 国松志保1 鈴木康之1 大原國俊1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1075 - P.1079

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(17-P2-15) 走査レーザー眼底観察鏡(NFA)を用いて,原田病における網膜神経線維層厚(NFLT)と臨床所見との関連について検討した。対象は原田病の3例6眼で,全例にステロイド大量点滴療法(prednisolone換算で200mgより漸減)を施行した。NFLTは,全周平均値(μm)において6眼中6眼では有意差はなかったが,6眼中5眼で治療による漿液性網膜剥離の改善に伴ったNFLTの減少をみた。原田病では漿液性網膜剥離と乳頭周囲浮腫による網膜神経線維層の浮種を併発しており,病状の改善がNFLTの変化として反映されると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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