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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

イソプロピルウノプロストンの長期併用効果の検討

著者: 小池美香子1 山形忍1 忍田拓哉1 久保田久世1 土屋裕介1 杤久保哲男1

所属機関: 1東邦大学医学部第一眼科学教室

ページ範囲:P.1109 - P.1113

文献概要

(18-レセ2-22) 既存抗緑内障点眼薬使用中の緑内障症例(61例109眼)に対して,イソプロピルウノプロストン点眼薬を追加併用し,平均16.7か月までの眼圧の推移を病型,併用薬別に検討した。併用開始後,ほとんどの群で眼圧は徐々に下降し,有意な下降効果を示したが原発開放隅角緑内障,正常眼圧緑内障では12か月頃から徐々に眼圧が併用開始前に戻る傾向がみられた。特にβ遮断薬使用例に追加併用した場合にその傾向が強かった。本剤を追加薬剤として,眼圧下降効果を期待する場合,併用薬の作用機序を考慮し,その組み合わせや長期効果について留意すべきことが示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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