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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

文献概要

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

アクリルレンズ2種類の嚢内固定に関する検討

著者: 吉村正美1 宮田章1 泉幸子1 石井克憲1 稲富誠1 小出良平1

所属機関: 1昭和大学病院眼科

ページ範囲:P.1115 - P.1118

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(18-レセ2-23) 光学径の異なる2種類のアクリル眼内レンズを各30眼に嚢内固定し,術後6か月間の経過を比較した。使用しンズは,MA60BMとMA30BAで,光学部直径は各6.0mmと5.5mm,角膜切開創幅は各4.1mmと3.8mmである。術後の前房フしア値は両者間に差がなく,前房深度は両者ともに術後1か月後に安定した。術後視力,眼内レンズの傾きと偏位に有意差はなかった。同じレンズを用いての全長と圧縮加重による全長の変化実験は,眼内レンズが固定後1か月以降に安定する所見を示した。嚢内固定したアクリル眼内レンズは,術後3か月以降に安定すると総合判定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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