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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻6号

1998年06月発行

特集 第51回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

エゴグラムからみた中心性漿液性網脈絡膜症

著者: 清水敬子1 戸張幾生1 筒井末春2

所属機関: 1東邦大学医学部眼科学第二講座 2東邦大学医学部心療内科学教室

ページ範囲:P.1127 - P.1129

文献概要

(18-D-23) 自我状態を評価するエゴグラム・チェック・リストを使って,中心性漿液性網脈絡膜症34例を検索した。すべて男性であり,非再発性23例,再発性11例であった。平均エゴグラムは,再発群が非再発群よりも,AC (順応した子供)が有意に高値を示した(p<0.01)。FC (自由な子供)よりもACが高いものと,ACが5点以上の場合をAC優位型と定義した。この頻度は非再発群で6例(26%),再発群で9例(82%)であり,有意差があった(p<0.01)。本症の再発性は,非再発性よりも,自我状態の歪みがあることが示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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