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連載 他科との連携 送った患者・送られた患者・4
皮膚生検で確定診断が得られたサルコイドーシス
著者: 松浦範子1 蒲原毅2 高野雅彦1
所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2横浜市立大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.1176 - P.1177
文献購入ページに移動症例:64歳,女性。1997年2月頃左眼に飛蚊症が出現し,4月に近医を受診した。点眼薬を処方されたが改善せず,5月には飛蚊症が悪化した。6月から両眼充血,羞明が出現し,7月には左眼視力が低下してきたため近医を受診した。原因不明の両ぶどう膜炎で7月29日当科を初診した。初診時視力は右1.0(1.2×+0.37D cyl−1.25DAx65°),左0.8(n.c.)であった。豚脂様角膜後面沈着物が両眼にみられ,前房にはフレア1+,細胞2+がみられた。ケッペ結節は右眼の2時,5時方向に,また左眼には虹彩全周にみられた。隅角にはテント状周辺虹彩前癒着がみられた。両眼底には動脈のみの白鞘化,黄白色の滲出斑,硝子体混濁がみられた(図1)。
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