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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻9号

1998年09月発行

文献概要

特集 OCT 総論

正常眼の光学的干渉断層計OCT所見

著者: 萩村徳一1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1459 - P.1462

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 光学的干渉断層計(OCT)は非侵襲的に眼底の断面像を観察する装置である。筆者は本装置を使用して正常眼58眼について,神経網膜像と網膜血管像を観察した。また中心窩厚と屈折,年齢との統計的関係について検討した。その結果,断面像は神経線維層,内網状層,外網状層は高信号に,神経節細胞層,内外顆粒層は低信号に描出された。網膜血管像は網膜深層に低信号として描出された。正常者の中心窩厚は144±20umで分布し,年齢,屈折値に依存しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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